こちらはひとつのテーマについて、マルセイユ版とウェイト版とで展開してみた絵札の出目です。

課題のPDFファイルはこちら
マルセイユ版の展開法は、ノブレのマルセイユ・タロットの解説書で紹介されている十字展開法で、この使用法にも触れるかと思いますが、解説書のままですとおやと盲点に気づくわけです。
中央の札については、以下の通り記されている点。
「引いた4枚のカードの数字を足した合計のカードです。合計が21を超えてしまったら、数字を小さくする必要があります。例えば、合計が47になったら、4 + 7 = 11として、」
あくまでも合計が21という枠の中で、二桁の数字を一桁に変換する場合、上記ですと47から21を引くのが妥当ではないでしょうか。47-21=26 26-21=5 という計算になります。場合によっては、ゼロという数値が出て、番号なしの札の出番も出てきますので、公平性が出てくると言えるでしょう。
なおかつ、たとえばもし5のアルカナが周囲に出てしまっていた場合、中央の札はどうするのか、言及されていません。やはりここでも番号なしの絵札を代替とするのが妥当でしょうか。
今回の課題は上にありますPDFファイルをよくご覧になっていただいて、ひとつのテーマから、マルセイユ版とウェイト版とで導き出せることの違いや特徴をレポートすること。
もちろん実際の解釈に挑戦していただいて構いませんが、前回の課題のレベルですと、まずもってみなさんいきなり解釈に入ってしまう傾向が気になりました。
タロットの解釈というのは、その都度相談者の置かれている状況やその背景に則してなされるはずのもので、その辺についての問い合わせもなく、つまりは相談者との前置き的なやりとりもなく、「免許は無事に取れますか?」などの「相談」だけ聞いて、いきなりタロットを繰り出してしまうところが、既に大きな問題だったと、4月の集会では論じさせていただいた次第です。「解釈」の取り組みには注意しましょう。
そうしまして、解釈にトライするのもOKなのですが、それ以前に今回は、タロットの使用法その物を見つめ直したいという段階です。数百と出回っている色々なタイプのタロットのそれぞれの絵柄の特徴や使用法の近いというものにもきちんとした考え方を持って、日々使うデッキを選べる存在でありたいですね。
最もポピュラーとされるウェイト版は、ひとつひとつ深い象徴学的なエピソードを担ったシンボルの宝庫です。
他方、根強いコア層のファンを獲得しているマルセイユ版は、隠し絵やだまし絵の要素にあふれています。













