2018年06月17日

前回までの復習1 ウェイト版とマルセイユ版の違い

たとえばうちの通信講座テキストに掲載されている実際に寄せられたリアルなご相談とカードの展開が下記です。

Kさん(34才 女性)からの鑑定依頼、ご相談日2004年12月

ご相談『実家の9才のワンコ、二年前から糖尿病を患い、痩せて抜け毛もひどく、今年になってからは白内障も併発しているコのことです。両親から連絡があり、ワンコの体調が悪化し、医師からは末期と宣告されたとのこと。今年ももうわずかで、年の瀬ということもあり、すぐにでも実家に帰って愛犬の様子を見たいところですが、なかなか仕事も休めません。三が日には必ず会いに行けると思いますが、それまで私の愛犬は無事でしょうか? ダメならいつ頃、逝ってしまうでしょうか?私にとって切実な問題です。』

4カードで年末を最終札に設定してウェイト版で展開した結果と、あわせて同展開をマルセイユ版でも並べての比較が下記。

image4cards20180617.jpg

 4カードの読み解き設定は下記

@愛犬の現状                                            

A愛犬に起こる変化                                  

BAの変化を受けて愛犬はどうなるのか?   

C最終札愛犬は年内もつのか否か?

こういう読み解きの設定は案件ごとに適宜占師が決めていくものです。

今回は結局ABCと未来、大未来、そのまた未来的な時系列ではありますが、ぶつ切りにしないで左隣の解釈を継いだ読み方をすることのほうが大切です。

ウェイト版のほうが、明るい光が徐々に弱くなっていって、ひとつの小さな星になって最期には昇天していく・・・そういうストーリー展開を読み解きやすい。元々の図像、構図、色彩にシンボリズムならではの特徴がありますね。

なんとなーくでも、タロットよく解らないという人でもイメージから受ける印象が強く、豊かでもあるから、そこから発想が沸きやすい。

対して、マルセイユ版は背景色も構図もほぼ一貫。出目をパッと視た時に受ける刺激が少ないのです。

だから誤解を恐れずに言えば、ウェイト版は占い用。より現代人向けに読みやすく作成されているのですよ、ぐらいに説明させて頂くことも多いです。マルセイユ版はちょっと用途が違うと。

ただ人間とは習慣の生き物ですから、視覚的な刺激的な要素には難なく慣れます。

それにだいたいにして、マルセイユ版を読みやすくする必要がどうしたってあったわけです。

1600年代のマルセイユ版、日本では関ヶ原の戦い〜江戸時代ですよ。

そんな当時の絵札がそもそも、今の私たちの生活にマッチしはしないでしょう。使えないですよ。

フランス国立図書館所蔵の現存する最古のマルセイユ版

image1659Noblet.jpg

第二次大戦下ではありますが、1900年代に入って現代人向けに絵柄やシンボルの王道で作り上げたというウェイト版ですから、格段にマルセイユ版より読みやすい。

まあ大元の札のメッセージは同じだと、また誤解を恐れずに言わせて頂きましょうか。取り方が相当異なる札はありますが。

タロット占術というのは、そのメッセージの受け止め方・伝え方に尽きます。

絵柄をですよね、タロットは人間のことばはしゃべりません。解釈するほうの人間にかかってきます。

ウェイト版は解釈が比較的スムーズにできる、マルセイユ版には一定の読み解きの力が求められる、そいういう節はあります。

posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 10:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日本タロット占術振興会事務局より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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